私が心から素敵だと思っているお着物

染織作家、志村ふくみさん

染織作家、志村ふくみさん

横浜・桜木町の着付け教室「きもの時間 結」のトモミです。
今日は私が心から素敵だと思っているお着物をご紹介しながら、着物の奥深さについてご紹介したいと思います。

銀座の呉服屋さんに働かせていただいていた頃、本物のお着物に触れさせていただいておりました。人間国宝の方々の作品や京友禅の最高峰といえる数々の着物や帯に実際に触れた経験は本当に有難いことだったのだなぁと改めて感じています。

志村ふくみさんという紬織の人間国宝がいらっしゃいます。志村さんのお着物は高価のため、私が購入することは一生できないと思うのですが、私が心から素敵だと感じているお着物の一つです。

先日たまたまテレビで、志村ふくみさんのドキュメンタリー番組を拝見しました。繊細な志村さんの「色」の元になっている草木染めの拝見することができ、着物の奥深さを改めて感じます。

「命をいただく」
食において良く耳にすると言葉ではありますが、志村さんはご自身が大切にされている「色」についておっしゃっていました。

テレビを拝見して、私なりに志村さんの言葉をこのように解釈しています。
お着物のもとになる絹糸は繭からいただいた自然の命。その繭から紡いだ糸はとても自然で素敵な色。その白を人が手を加え、色を染める。自然の命をいただいて集めた草木で染める。大切な自然の命をいただいているからこそ、人はそれに感謝しながら、より美しいものに仕上げなければいけない。

着物は自然なものからできています。しかし命をいただいてできているものだという発想は、私にとって新たな発見でした。お着物は本当に奥深い世界です。自然に感謝をしながら、着物を楽しみたいと改めて感じています。着物に触れれば触れるほどに興味深い言葉や人に出会えます。そんな喜びを感じながら、そして自然に感謝しながら、私なりに一歩づつ前進して参ります。どうぞこれからも宜しくお願い致します。

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